虫歯のメカニズム①|下丸子リバープレイスデンタルクリニック|大田区下丸子の歯科・歯医者

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虫歯のメカニズム①

虫歯のメカニズム①|下丸子リバープレイスデンタルクリニック|大田区下丸子の歯科・歯医者

 みなさまは『虫歯』が何か、どうしてできるのかご存知ですか?

 虫歯の原因を知ってしっかり対策できれば虫歯予防になるはず!今回は、虫歯のできるメカニズムについてお話ししたいと思います。

 

虫歯って?

 虫歯は、お口の中に住む細菌(主にミュータンス菌)による『細菌感染症』です。

このいわゆる虫歯菌と言われる細菌が直接歯を溶かすと思われる方もいますが、実は直接歯を溶かしたり蝕んだりするわけではありません。

 では、どうやって虫歯ができるのか?それは、これらの菌がエサである糖を分解して酸を作り出し、その酸によって歯が溶けて虫歯ができるのです。

 

『脱灰』と『再石灰化』

 テレビのCMなどでこの『脱灰』と『再石灰化』という言葉を耳にしてなんとなく聞いたことがある方も多いと思います。

 甘いものに限らず食べ物には『糖』が含まれています。先ほどお話ししたように、細菌がこの糖を分解することで『酸』を作り出し、その酸によって歯が少しずつ溶けていきます。これが『脱灰』です。食事の後には必ず脱灰が起こります。

 しかし、唾液の中にはこの酸を中和してくれる『緩衝作用』があり、ミネラルの成分が溶けた歯の表面を元に戻してくれます。これが『再石灰化』です。

 溶けて固まって溶けて固まって…お口の中で歯は常に脱灰と再石灰化を繰り返していますが、このバランスが崩れ脱灰のスピードに再石灰化が追いつかないと、溶ける量が増えてしまい、結果『虫歯』の状態になります。

 

虫歯になる条件

 虫歯を作るにはまず『宿主』である『歯』、『原因菌』である『虫歯菌(ミュータンス菌など)』、細菌のエサとなる『基質』の『糖』が必要です。

 1960年に提唱された「Keyesの輪」という『宿主』『原因菌』『基質』の3つの条件が重なって虫歯が発生するという理論です。

 1970年にさらにこれに『時間』の経過という条件を加え提唱されたのが「Newbrumの4つの輪」と呼ばれる虫歯の理論です。

 ただ宿主の歯と虫歯菌があるだけでは虫歯にはなりません。極端な話ですが、宿主の歯が一本もなければ虫歯にはなりませんよね?このように、3つの条件が揃わないと虫歯は発生しないのです。

 「キシリトールで虫歯予防」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、まさにキシリトールは人工甘味料で、細菌が分解し酸を作ることができません。簡単にいうと、虫歯菌のエサにならないのです。

 このように、虫歯の条件を一つ一つクリアし、ケアしていくことが虫歯の予防に繋がります。

 

 虫歯は予防できます!! 

 そして気づかないうちに進行してしまうのが虫歯です。

 虫歯は自然治癒しないので、気づいた時には手遅れになることも…

 みなさん定期的に虫歯予防してますか?

 

次回は具体的な虫歯予防についてお話ししたいと思います♪

 

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